ひころの勝手に書かせてちょーだいっ


その1 (99/07/26)


その1 (99/07/26)

保土ヶ谷の駅前にある小さな不動産屋に猫が1匹いる。白黒のちょっと美人な子だ。お店の前に寝そべったり入り口に座ったりして通りかかる人にかわいがられている。

お店の子らしく愛想がいい。「ニャンちゃん。」と声をかけると、むこうを向いていても「にゃあ。」と返事が来る。いろいろな名前で呼ばれているだろうに、返事をするとは頭がいいのか悪いのか。

町を歩いていて知らない猫に会ったとき、仲良くなりたくてやっぱり声をかけてしまう。でも、少し離れたところにいる場合、優しいまなざしで呼びかけても逃げていってしまうことが多い。

猫が相手の目をじっと見るのは、攻撃の姿勢に入ったときだそうだ。ということは、優しく見つめても相手の猫には攻撃=敵?と思われているのかも。

「猫と目が合った時は、さりげなくそらすのがマナー」とある動物学者が書いていた。見つめちゃいけない、悩みはふくらむばかりである。